【マイホーム購入の諸費用っていくら必要なの?】

マイホーム購入時に諸費用(諸経費)がかかることを漠然と分かっていても、具体的に何にどのくらいの費用がかかるのかを詳しく把握していない人は多いのではないでしょうか。結論からいうと、マイホーム購入時にかかる諸費用は購入する物件の種類や物件価格によって大きく変動します。

そこでこの記事では、マイホーム購入時にかかる諸費用には具体的にどんなものがあって、どのくらいの費用が掛かるかについて解説します。

【マイホーム購入の諸費用っていくら必要なの?】

うちペンパパ
うちペンパパ

いずれマイホームを手に入れたいので貯金を頑張っています!

それは素晴らしいですね

じゅうたくま
じゅうたくま
うちペンママ
うちペンママ

ただ、結局どれくらいのお金が必要なのか分からなくて…

それでは住宅購入にかかる諸費用について整理していきましょう

じゅうたくま
じゅうたくま


住宅購入に必要な頭金については【頭金はどれくらい必要なのか】のページでご確認いただくとして、

「購入希望のマイホームそのもの以外」にどのようなお金がいくらくらい必要なのかを整理します。


結論

3000万円の土地を購入し、3000万円の注文住宅を建て、6000万円の住宅ローンを組む場合

諸費用必要額  100万円~250万円

うちペンママ
うちペンママ

めちゃ幅ありますね!

どんなお金がいくらくらい必要か、見ていきましょう

じゅうたくま
じゅうたくま

諸費用の具体的な項目


購入する物件内容や条件により必要となる諸費用は異なりますが、大きく必要になるのは下記です。

             1:登記費用

             2:印紙税・不動産取得税

             3:住宅ローン手数料

             4:火災保険・地震保険

詳しく見ていきましょう



1:登記費用

3000万円の土地を買って、3000万円の注文住宅を建築し全額を住宅ローンで支払った場合

約80万円~100万円

*登記とは
「誰が所有しているのか」「どこにあるのか」を証明する手続きをのこと。
「いくらローンを組んだのか」なども登録します。
通常は司法書士の先生が手続きをします。

登記費用は「税金」と「司法書士先生への報酬」で構成されています。

うちペンパパ
うちペンパパ

なぜ同じ金額の物件を購入しても金額差があるんですか?

購入する建物が長期優良住宅であれば減税受けることが出来ます。
建物の形が複雑であったり収集する書類がたくさん必要になると司法書士先生へ支払う報酬が増えます。そのため、同じ金額のマイホームを購入しても金額差が出ます。

購入するマイホームが決まると登記費用の詳細金額が分かるのですが検討段階だと概算のみを把握することになります。
「登記費用というのが必要なんだなー」と知っておくことが大切です。

2:印紙税・不動産取得税

【印紙税】

契約金額に応じて必要になる税金をいいます。
契約金額が高いほど、印紙税も高くなります。


*具体例*

【前提】
3000万円の土地を買って、3000万円の住宅ローンを借りる。
その後、3000万円の注文住宅を建築し、3000万円の住宅ローンを借りる。
(合計6000万円の住宅ローン)

土地契約の印紙税:2万円

金銭消費貸借契約(住宅ローンの契約)の印紙税:2万円

建物契約の印紙税:1万円

金銭消費貸借契約(住宅ローンの契約)の印紙税:2万円

=必要金額:7万円

*軽減税率等の条件により異なります。

購入時期や購入物件により軽減税率の条件が異なりますので詳しい印紙税については国税庁の文書を確認ください。

印紙税額の一覧表
No.7140 印紙税額の一覧表(その1)第1号文書から第4号文書まで|国税庁 (nta.go.jp)


【不動産取得税】

不動産を取得したときに1回だけ必要となる税金

*具体例*

3000万円の土地を買って、3000万円の注文住宅を建築した場合

必要金額:0~10万円

うちペンママ
うちペンママ

わぁ!また幅があります!

条件によって大きく異なる、ということですね

じゅうたくま
じゅうたくま

軽減税率を受けることが出来るか、
土地・建物サイズは何㎡か、
税法上の評価額はいくらか、などにより異なります。
建築の構造が何かといった条件等にもよりますが、軽減税率が充実しているため費用が掛からないケースも多いです。

うちペンママ
うちペンママ

登記費用と同じく「こういったお金が必要なんだな~」
ということをしっかり理解しておきます!

詳しい計算方法が知りたい場合は、総務省のページで「不動産取得税」と検索すると調べることが出来ます。
総務省 (soumu.go.jp)

じゅうたくま
じゅうたくま


3:住宅ローン手数料

金融機関(銀行など)に対して支払う手数料。

金融機関や住宅ローンの商品・借り方により異なります。

「手数料として一律5万円」というケースもあれば、「住宅ローン借入金額の2.2%」というケースもあります。

*具体例*

3000万円の土地を購入して、3000万円の注文住宅を建てる場合に6000万円(全額)住宅ローンを借りる場合

必要金額:5万円~132万円

うちペンパパ
うちペンパパ

金利だけじゃなくて、こういった費用も含めてどの金融機関で借りるか考えなきゃいけませんね

その通りです

じゅうたくま
じゅうたくま

4:火災保険・地震保険

【火災保険】

建物や家財の保険金額、補償内容、水災などの特約組み合わせ、一戸建てかマンションか、保険会社はどこか、などにより異なります。

*具体例*

建物の保険金額が3000万円、家財が500万円

必要金額:年間4~6万円


【地震保険】

保険会社による違いが無く、建物の所在地や建物の構造などにより異なります。
地震保険の保険金額は火災保険の30%~50%の範囲内と決まっています。

*具体例*

建物の保険金額が1500万円、家財250万円とすると、

必要金額:年間1万円~3万円

目安の費用は
https://www.jishin-hoken.jp/price/
で調べることが出来ます。

物件の種類、住宅ローンの金額や組み方、建物所在地によって異なります。
具体的な情報は不動産会社や金融機関のご担当者様に確認することがオススメです。


結論

3000万円の土地を購入し、3000万円の注文住宅を建て、6000万円の住宅ローンを組む場合

100万円~250万円


一般的な諸費用の種類とおおよその金額をご説明しました。

諸費用で必要な金額は5万円・10万円ではなく、100万円以上が必要になりそうと分かりました。一部を住宅ローンで組むことが出来る銀行もありますので、全額を現金で準備する必要は無いのですが、あまりに手持ち資金が少ない状態でマイホーム購入をするのは危険かもしれません。

自分たちの場合はどのくらいのお金を貯めたらいいですか?

効率的にお金を貯める財テクはどんなものがありますか?

もし今私たちが住宅購入をする場合はどれくらいの予算が適正ですか?


この質問について万人に共通の正解は無く、ご家族それぞれの選択や価値観により最適解が異なります。

きちんとご自身の背景や人生の価値観・お金の価値観に合わせた資金計画を整理することが大切です。

上記のようなことが気になる方は「お金単体のプロ」ではなく「建築・不動産に特化したお金のプロ」が詳しく個別でアドバイスいたします。

相談したいという方は無料会員登録の上、ご相談くださいませ。(ご相談も無料)

【他のよく読まれている特集記事】