【頭金はどれくらい必要なの?】

マイホームの購入にあたり、本当に色々とお金が必要になります。

マイホームそのものの購入費用はもちろん、登記費用や家具家電の購入費用、引っ越し代や不動産取得税、印紙税などなど項目を挙げればキリがありません。

そんな中、非常にたくさんいただくご質問に

「頭金はどれくらい必要なのか」

があります。

今回はそのご質問について一緒に考えていきましょう。

こんな方にオススメ
・これからマイホーム購入を検討する方
・マイホーム購入するために貯金を頑張ろうとしている方

じゅうたくま
じゅうたくま

結論

4000万円~5000万円のマイホームを購入する場合

おおよそ200万円~500万円ほど必要

いえぺんママ
いえぺんママ

幅がありすぎです!

「頭金はどれくらい必要なのか」については
購入物件の種類”により異なります。

じゅうたくま
じゅうたくま
いえぺんパパ
いえぺんパパ

購入物件の種類?

購入物件の種類

購入物件は大きく5つに分けることが出来ます。

1:新築戸建て(土地購入+注文住宅)

2:新築戸建て(建売住宅)

3:中古戸建て

4:新築マンション

5:中古マンション

それぞれの物件や販売会社様・売主様の都合などにより必要となる頭金は異なりますので、その都度確認が必要になるのですが購入物件の種類ごとに目安・傾向はあります。

順番に見ていきましょう。

1:新築戸建て(土地購入+注文住宅)

土地購入:土地代金の10%

例)2000万円の土地の場合、200万円

注文住宅:10万円~200万円
(2000万円~3000万円の家の場合、100万円としているところが多い)

2:新築戸建て(建売住宅)

物件金額の5~10%

例)5000万円の新築戸建て(建売住宅)の場合、250万円~500万円

3:中古戸建

物件価格の10%

例)4000万円の中古戸建の場合、400万円

4:新築マンション

物件価格の5~10%

例)5000万円の新築マンションの場合、250万円~500万円

5:中古マンション

物件価格の5~10%

例)4000万円の中古マンションの場合、200万円~400万円

以上のことより、

概ね200万円以上は頭金として準備する必要があると考えられます。

頭金を住宅ローンで手元に戻す

いえぺんママ
いえぺんママ

そんなにお金を支払ったら手元のお金が無くなって不安…

準備し支払った頭金を後から住宅ローンで組むことが
出来るケースもあります。

いえぺんママ
いえぺんママ

え?どう意味ですか??

*具体例*

例えば「新築戸建て(土地購入+注文住宅)」のケースで見てみましょう

土地2000万円

建物3000万円

=合計5000万円

この物件を購入するときに、5000万円全額の住宅ローンを組むとします。

土地購入時に契約金で200万円を支払い、
注文住宅契約時に契約金で100万円を支払い、
合計300万円を支払っていたとします。

頭金で300万円を支払ったので、残りは4700万円を支払う必要があります。

そこで住宅ローンを5000万円組みます。

残り4700万円に対して5000万円が銀行から振り込まれますので手元の通帳に300万円が残ります。

頭金で支払った300万円が返ってきましたね。

いえぺんママ
いえぺんママ

なるほど!
立替えで支払ったイメージですね!

「どこの範囲まで住宅ローンとして借りることが出来るか」については金融機関により異なりますのでマイホーム購入が具体的に進んできてから精査する必要があるのですが、このように「一度支払った頭金は住宅ローンで返ってくることもある」という事実は知っておいて損はないです。

銀行の手数料などが差し引きされて振込みされるケースもありますので5000万円のローンを組んでも5000万円全額が振り込まれるとは限りません。話が具体的になってきたら、このあたりも丁寧に確認していく必要があります。

結論

以上のことより、頭金は200万円ほど準備が必要で金融機関や購入の条件次第でその200万円も後で手元に返ってくると言うことが分かりました。

頭金以外に必要な現金がどれくらいか、については【マイホーム購入の諸費用っていくら必要なの?】のページに詳細を書いておりますのでそちらもご参考頂きながら、マイホーム購入に向けてのお金の準備を進めてまいりましょう。

お金を効率的に準備していく財テクや、もし今から自分たちが住宅購入をする場合はどれくらいの予算が適正なのかについては万人に対しての正解は無く、ご家族それぞれにとっての最適解があります。

きちんとご自身の背景や人生の価値観、お金の価値観に合わせた資金計画を立てることが大切です。

「お金単体のプロ」ではなく「建築・不動産に特化したお金のプロ」が詳しく個別でアドバイスいたします。
相談したいという方は無料会員登録の上、ご相談ください。(ご相談も無料)

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【頭金はたくさん準備した方が良いの?】

マイホーム購入を検討するうえで「頭金はどれくらい必要か」「どれくらい準備したらよいのか」ということについて何を基準に決めたらいいの?というご相談をよくいただきます。

頭金がどれくらい必要かについては【頭金はどれくらい必要なの?】

をご覧ください。

このページでは「頭金はたくさん準備した方がいいのか?」というご質問について解説します。

こんな方におススメ!
・これからマイホーム購入を考える方
・将来のマイホーム購入にむけて貯金を頑張りたい方

じゅうたくま
じゅうたくま

【頭金はたくさん準備した方がいいの?】

うちペンパパ
うちペンパパ

頭金に必要な最低限の金額はわかったけど、とにかくたくさん準備した方が良いですか?

答えが断言できない、いい質問ですね。
まず頭金をたくさん準備した方がいいと思った理由は何ですか?

じゅうたくま
じゅうたくま
うちペンパパ
うちペンパパ

住宅ローンの額が少ない=銀行に支払う利息が少なくなるからです!

なるほど確かにその通りですね、それでは具体例で詳しく見てみましょう

じゅうたくま
じゅうたくま

住宅ローンの具体例

【前提】

・総額5000万円のマイホームを購入

・期間は35年で金利は0.5%

【比較】

「住宅ローン5000万円」

「住宅ローン4500万円+頭金500万円」

ローン金額利息合計
5000万円約450万円
4500万円約405万円

500万円頭金を多く貯めると利息は45万円 減る

うちペンママ
うちペンママ

45万円!これは大きな金額だ!やっぱり頭金は多く準備する方が良い!
よし、いまから頭金を500万円貯めよう!

確かに45万円は大きなお金ですね。でも今から500万円頭金を貯めることが得とは断言できません

じゅうたくま
じゅうたくま
うちペンママ
うちペンママ

え?どういうことですか?

貯金と家賃の具体例を見てみましょう

じゅうたくま
じゅうたくま

貯金と家賃の具体例

月々3万円、ボーナス1回20万円を貯金するとします。
年間で考えると、

月3万円×12か月=36万円

ボーナス分1回20万円×2回=40万円


月々分36万円+ボーナス分40万円=年間合計76万円の貯金が出来ます。

ということは、500万円貯まるまでの期間は6年半以上必要です

次に家賃を考えてみましょう。
家賃 月9万円、駐車場代 月1万円とします。
6年半だと(9万円+1万円)×6.5年(78か月)=780万円


つまり、500万円を貯めるまでに800万円近くの家賃を支払うことになります

うちペンパパ
うちペンパパ

なんと!

これに加え、6年半という間に

・建築資材が高騰して2~3%建築費が値上がり

・消費税が2~3%増税

ということも起こりえるかもしれません。

いま5000万円で買えるマイホームは未来には5200万円必要になるかもしれませんね

じゅうたくま
じゅうたくま
うちペンパパ
うちペンパパ

たしかに!それじゃぁ貯めてる場合じゃないな…この話だとみんな貯めるよりローンを早く組む方がいいんじゃないですか?

確かに金銭的な面だとそうかもしれません。

うちペンパパ
うちペンパパ

金銭的な面以外があるんですか?

金銭的メリット以外の視点

例えば、

子供の性格的に小学校に馴染めるか不安…
しばらく様子を見たいなぁ

今はこども1人だけど将来的に2人ほしいな。
もしかすると2人目の子供を双子で授かるかも。
そしたらこどもが3人になるから、教育費用や子供部屋の数なども変わるなぁ。出産が終わるまで待とうかな。

今の職場環境だと物足りない。収入は不安定になるけど、ベンチャー会社に転職して大きく稼げることにチャレンジしたい!
今マイホームを買うと、住宅ローンという固定費が重荷になるから
転職して暫く様子を見たいな。

数年後にはお爺ちゃんから土地を譲ってもらえる可能性があるから、
少し待とうかな。

まとめ

頭金をたくさん準備出来るに越したことはありません。ただ準備をするために時間をかけすぎると金銭的な面では損になるケースがあるということが分かりました。


マイホーム取得の時期について特に先延ばしにする理由が無いのであれば、頭金を貯めるより建てる方が金銭的には得になるケースが多いといえます。

一方で「マイホームを手にすることが目的」ではなく「家族が今より幸せに過ごすための手段としてマイホームを手にする」のであれば、金銭の損得だけでなく上記のような家族や教育、仕事などの価値観も含めて考えることが大切になります。

なるほど、確かにお金の損得以外から考えることも大切ですね!

最後に

「頭金はどれくらい必要なの?」】の記事に記載のとおり、最低限必要となる頭金の準備は必要です。

それ以上の頭金を準備するかどうかについては家族や教育、仕事などの価値観も含めて考えていくことが大切です。

もし今は建てるタイミングじゃないとしても、効率的に頭金を貯めるに越したことはありませんし、手に入れる時期が来たときにはどれくらいの予算が適正なのかについて知っておくに越したことはありません。

「我が家はいつ頃にマイホームを取得すればいいんだろう?」

「待つとすれば、いつまで待てば良いんだろう?」

「それまでに効率的にお金を貯める方法って何かあるかな?」

「そもそも、我が家のマイホーム予算はどれくらいだろう?」

このようなお悩みに対してはご家族それぞれにとって正解や選択肢が異なります。

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